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神崎「印南さん、良かったですね。煎れ直したコーヒーをどうぞ。」
神崎がニコニコしながらコーヒーと一緒に金の入った封筒を返した。
桐生「いや、尚美、依頼金だから、返却されるのはちょっと・・・」
拒否る桐生。
神崎「友達からお金は取れないわ。生乃も印南さんも、私達が困った時には損得関係無く助けてくれるでしょ?」
云わば友達関係は持ちつ持たれつ。
困った時には普通に助けるから金は必要無いっつー判断だな。
印南「しかし、お前は大臣の依頼も断るらしいじゃないか?そんなお前にタダ働きをさせる事は・・・」
多少ムッとした俺。
俺は偉い奴だろうが、貧乏人だろうが、、断る時は普通に断るし、請ける時は必ず報酬は貰うし、何よりも金額や権威で仕事を選んだ事は無い。
北嶋「経理がそう言うなら、そうなんだろ。」
ぶっきらぼうに答える俺。
印南「そうか・・・お前も結構熱い男なんだな!!」
天パが訳の解らない美しい誤解をして涙ぐむも、それを見ている俺は結構引いていた。
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