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・・・印南さんが帰ってから直ぐ後・・・空気が変わった・・・
恐らく感じたのは私だけだろうけど。
神崎「印南さん、すんごいやる気出てたみたいね。」
笑顔を作って北嶋さんと会話したが、多分引きつった笑顔になっただろう。
北嶋さんはやる気だけは・・・と、喋っていたが、私の耳にはあまり残らなかった。
変わった空気の方に意識が向いて仕方が無かったから。
ふと空を見る。
雲一つ無い快晴。
タマも裏山の四柱も、北嶋さんですらも、快晴だと思う、本当に素晴らしい空。
解ったのは私一人だけだろうから、当然と言える反応を示す筈だ。
リリス・・・
遂に貴女も七王を全て揃えたのね・・・
晴れやかな空の遥か向こう。
私にだけ教えるように意識を向けるリリスが居る。
遂に
遂に始まる。
ヴァチカンとは既に始めている戦争・・・
私達もその戦争に参加する日が、もう直ぐやって来るのだ。
神崎「命を捨てて挑むつもりだったけど・・・もうそれも叶わないわね。」
北嶋さんの大事な人との『約束』の為に死ねなくなった私。
約束を破らずに勝たねばならない戦いが
もう直ぐ始まる事になる!!
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