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「せ、先生!!これは一体!?」
騒ぎが耳に入ったのか、幹部連中が屋敷から出てきた。
東雲「なに・・・・お前等は何も心配する事は無い。」
俺はやはり呪符を墜とす。
「ぺへらあっ!!」
幹部連中も例外無く圧死する。
東雲「悪いな。普段はもう少し、控え目に殺すんだが、何故か今日は殺す方法は選ぶ事ができないんだよ。」
そうだ。
俺は証拠が残らないよう、慎重に人を殺す。
呪殺とはいえ、派手に殺す事は無い。
だが、今日は、なるべく早く殺したい、なるべく多く殺したい気持ちが俺を支配している。
今日は・・・じゃないか・・・
リリス・・・・
あの女と話してから、あの女の瞳を見た時からだ。
あの女は、やはり魅了の術を使っていたのか。
ならばあの女に感謝しなければならない。
あの女のおかげで、俺は一段高い所へ行けたのだ。
慎重とは、臆病と同意語だと、今初めて知ったのだ。
その枷を外した俺は、自信に満ち溢れている!!
東雲「こんなに簡単なら、もっと早くから殺せば良かったな・・・・」
今の俺の心にある後悔は、この事だけだった。
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