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「というわけだ」
「長ぇよ! お前と筋肉野郎の闘いなんてどうでもいいんだよ!」
「そんなこと言うなよ相棒~、それよりこんなところ早く脱出しようぜ!」
相変わらずコイツは……頭から壁にぶつかったの忘れてるんじゃないのか?
「相棒って呼ぶな……じゃあ後で落ち合おう」
しかし……手柄全部取られちまったな。
「今のは……誰?」
少女が不思議そうに聞いてきた、そういや名前聞いてなかったな。
「長政って名前の……まぁ、オレの相棒だよ。それより君の名前は? まだ聞いてなかったな」
「ボクの名前は……空(そら)」
「空ちゃん……か、良い名前だ。さぁ、早くここから出よう」
「そうはいかんなぁ」
声の主はこの部屋の入り口にいた。何人もの手下を従えて……
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