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「え?」
そちらを見ると
長政と……長政に救出されたのだろうか、空ちゃんに…………どうなってるんだ?
そこには壁に手を付いて銃を向けられている垂鐘や手下達。その銃を向けている人達は、なんていうか警察が乗り込む時の感じの格好をしている。
「オレが何も考えずに出てきたと思ってたのか? 証拠はバッチリ掴んだからな、ボスに連絡したら警察を動かしてくれたんだよ」
「ボス……が?」
「あなた達はよくやってくれたわ。後はアタシ達に任せて、吐かせるのは警察の仕事よ」
そこにはボスの姿もあった。
そっか……よかった。
「魂太郎さん!」
空ちゃんがオレの方に駆け寄ってきた、可愛いです。
「おぉ空ちゃん、無事だったか。いやぁよかったよかった」
「うん! 魂太郎さんと長政さんのおかげだよ! 本当にありがとう!」
そっか、と空ちゃんの頭を撫でてあげる。なんというか娘を持った気分だ。
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