MISSHON:1

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「…………はぁ、わかりました。ここまできたら断るわけにもいきませんね。空ちゃん、こんなせまい2DKのマンションだけど……一緒に住むかい?」 「うん! 魂太郎さんありがとう! 大好き!」  と言うとまた抱き着いてきた。  私服で抱き着かれる……だと? あの時はやつらが用意した衣装だったが、今は私服! なんという良い響き。  私服で至福ってか……やかましわ 「ふふふ、魂太郎さんならそう言ってくださると思っていたわ。今日は二連休でお休みでしょう? 荷解きをしてしまいましょうか」 「そうなると……空ちゃんの部屋が必要ですね。ちょっと物置みたいな感じになってますけど……」  三人でその部屋を見に行くと、今まで溜め込んでいたいくつものゴミ袋が埃をかぶっていた。  その部屋を見て二人とも絶句してしまった。まぁ……さすがにこれはびっくりするよな、捨てようとは思うんだけどいつも忘れちゃうんだよね。 「魂太郎さん、さすがにこれはダメですわ」 「ここには……ちょっとボクも住めないかも」  あぁそんなイジメられてる様な顔をしないでおくれ空ちゃん。 「い、いやぁ……アハハハハ。片付ければ何とかなりますよ!」 「それしか無いですわね」  と言うことで、オレ達はまず、空ちゃんの部屋の土台作り、いわゆる掃除を始めることにした。
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