MISSHON:1

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 とりあえずは溜め込んでいたゴミ袋を外の物置場まで運んだ。カエデさんにはちゃんと曜日を守ってゴミを出すように! と怒られてしまった。  お嬢様といえど、しっかりしているもんだ。 「次はこの埃にまみれた部屋ですわね……あら、もうこんな時間。魂太郎さん? 冷蔵庫の中身を使わせて頂いてもよろしいですか? 朝食を作りますわ」 「お~いいですね、カエデさんの料理ですか! ベターな朝飯を作れるぐらいの材料はあると思いますよ」  というわけでカエデさんが朝飯を作っている間、オレと空ちゃんで掃除をすることになった。 「う~ん……どっから手をつけるかなぁ」  ゴミ袋を片した部屋にはもう何年も手をつけていない本棚だけが残った。 「魂太郎さん! ボク雑巾がけ得意だからボクは床を拭くね!」  雑巾がけ!? ……なんだ空ちゃん今日はスカートじゃないのか……  じゃあオレは……本棚の掃除でもするかな 「よし、じゃあバケツと雑巾持ってくるから待っててね」 「はーい!」
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