二章

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「瀬戸田君!!」 フラフラと歩いていた成樹の後ろから声をかけられた。 パッと振り向くと、貝棚弓帆(かいたな ゆみほ)が微笑みながら走って来ていた。 貝棚弓帆とはこの砂浜でよく会う可愛い女の子である。歳は成樹と同い年である。スタイルはスラリとしていて、無駄な肉がない。隣り街に住んでるらしい。毎日この砂浜でランニングすることを日課にしている。 昔から、会うと挨拶をしていて、何度目かには、相手からいろいろと話してきて、いつの間にか仲良くなっていた。
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