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それは、ほんの偶然からだった。
夜中、喉の渇きを覚えてふと目を覚ますと
隣りにいるべきはずの相方がいなかった。
トイレかな?
と思いつつ、水を飲みに台所へ行こうと思ったその時だった
寝室の隣の居間からボソボソと話し声が聞こえてきた。
あれ?テレビつけっぱなしだったっけ???
と思いつつ、耳をすまして音の内容を確かめる。
「・・・から・・・愛してるのはお前だけだって。」
ん?
今の声・・・・?
音を立てないように布団から起き出し、襖に耳を当て話をもっと聴けるように神経を集中する
「だから、愛してるのはお前だけだって。俺は愛してる女しか抱かねぇよ。嫁??あ~。無理無理。俺アイツに愛情ねぇもん。」
笑い声交じりな声。
間違いなくうちの相方の声。
浮気発覚????
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