160人が本棚に入れています
本棚に追加
駐車場へ行くと社長は窓からちょっと顔を出しチョイチョイと指で、助手席に乗れと合図する
一瞬、躊躇したけど
そのまま助手席に乗り込む。
酒飲むのに、車???
そんな私の疑問を理解したのか
「本当は店行こうと思ったんだけど、2人で店はヤバいでしょ?んで、まあ、俺んちで飲もうかな~~~と。一応色々と食うもん買ってきたし。」
と社長は言った。
逆に社長の家・?
社長1人暮らしだよね。
私、危険じゃない??
ちょっと身構えてしまった。
「あ~~~大丈夫。俺、近藤の事女だと思ってないし、それにお前も一応人妻だろ??人のものに手を出すつもりないから、安心しろ。」
社長の横顔を見ながら私はなんとなく納得してそのまま黙って下を向いていた。
30分も走った頃だろうか?
マンションの地下駐車場へ車を止めると社長は後部座席の食品をもってエレベーターへ向かって行った。
私はその後を無言のまま付いていく。
確かに配慮はうれしいけど・・・独身男の1人暮らしの家に行くのは何気に抵抗があった。
まあ、でも来ちゃったし、手は出さないって言ってたし。
エレベーターが止まり、社長が家のドアを開け私は誘われるがままそのドアの中に入って行った。
最初のコメントを投稿しよう!