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タカオ…
俺の勝ちだな…
てめぇの負けだよ…
俺はタカオに言った。
タカオは黙って俺を見ていた…
もう目がびびっている。
カンペキに俺の勝ちだ…
アトは…
ほかのE中学のヤツらだ…
この人数だ…
今はタカオがやられてびびってんケド…
早くハッタリかましてバックレよ…
いくらなんでもこの人数相手にヤレない…
俺はタカオに言ってやった。
タカオ、お前は弱いんだから相手見て上等くれんだな…
てめぇはそんなんだから大賀の下なんだよ…
これからは下を向いて道の端っこを歩けよ…
タカオは何も言わずに俺を見ていた。
俺はほかのE中学のヤツらに言った。
お前らタカオのカタキとりたいヤツいんの?
いるなら泣かしてやるからコイよ…
あ?おい、モンクのあるヤツは一歩前にでろや!
このトキ…
俺はハッタリをかましたケド心の中では…
~お願い、みんなそのままびびっていて…
ホントにたのむよ…
ホントにもう疲れたから~
なんて考えていた。
だって普通無理でしょ…
とても30人近い人数相手にヤレないよ…
E中学のヤツらはみんなびびったままだ。
和彦行くぞ!
俺達の勝ちだ!
だれもモンクはねえってよ…
俺は言った。
おう!みんな行くぞ!
和彦の声で俺達はその場から帰った。
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