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放課後、屋上に行くと大勢のギャラリーと三年の番格が四人、そして和彦がいた。
鈴木がまたでしゃばって言いやがった。
二人共とっとと始めろや！
鈴木、黙って見てろや！
青木さんが鈴木に言った。
鈴木が青木さんを睨みつける。
なんだかそっちでも始まりそうな雰囲気だ。
その時いきなり顔面に一発喰らった。
貴、よそ見してんなよ…
今日からお前は俺の下になるんだぜ？
鈴木の馬鹿に気をとられて油断していた。
俺と和彦の勝負はそうして始まった。
どのくらい殴り合ったんだろう…
気がつくと二人共ふらふらになっていた。
和彦が大きく息をしようとした時、俺のケリが和彦の腹に入った。
和彦が腹を押さえて苦しそうにしているのを見て俺は決めに行った。
その時いきなり横から蹴り飛ばされた。
三年の藤沢と今村、八木の三人がいきなり殴り掛かって来た。
最初、何がなんだかわからなかった。
鈴木が笑いながら言いやがった。
貴、お前も今日限りだ…
和彦とまとめてツブしてやるからよ…
ヤバイ！、俺は焦った。
和彦とのタイマンでふらふらになっていた俺は三人相手はヤバイ。
その時俺の前に立ったヤツがいた。
政志と隆三だ。
てめぇら、きたねぇぞ！
政志と隆三が俺を助けに来てくれた。
お前らやめろ！
青木さんが叫んだ。
青木、邪魔すんじゃねぇ！
鈴木はそう言いながら青木さんを殴りやがった。
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