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青木さんと鈴木が睨み合った。
これで校内はもう戦国時代になる…
もう誰も鈴木の頭を認めない…
ただ強いモンの勝ちだ。
こうして俺と和彦の勝負はケリが着かないままウヤムヤになっちまった。
次の日、学校の裏庭でタバコを吸っていると和彦がやって来た。
貴、昨日の勝負はお前の勝ちだ…
あのままやっていれば俺が負けていた…
二年の頭はお前だ。
後ろには政志と隆三もいた。
こうして俺達四人が二年の番格になった。
だが四人で話し合って頭は和彦に決めた。
和彦はまあ喧嘩も強いし、いろいろと顔が広い。
意外と考え深いタイプなので任せる事になった。
やっと二年はまとまる事になった。
後は三年をどうするかだ。
もう俺達は鈴木の番格を認めていない。
頭になるなら青木さんだ。他の三人も同じ意見だった。
だが三年は違った…
鈴木は伊達に頭を張っていなかった…
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