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ヘラヘラと笑う二人は春馬君に近づいてきた。
「昨日、道に迷ってたみたいだけど大丈夫だった?」
ロングヘアの女の子聞くと春馬君は「ああー」と何かを思い出した様子。
「昨日はありがとう。引っ越して来たばっかりだから道わかんなくて…」
するとショートヘアの女の子が春馬君の肩を軽く叩いた。
「じゃさ、あたしらが学校に行く道、教えてあげる。同じ学校だよね」
「え、うん。ありがとう」
春馬君はあたしから目を逸らす。
同級生二人はあたしを睨むと鼻で笑った。
「キモ子は引っ込んでろ」
「男子といるからって調子のんな…」
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