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…眩しい。
瞼を上げると小鳥がチュンチュンと鳴いている。
携帯を見て時間を見れば7時過ぎ…。
あれから寝たままだったんだ…。
あたしは起き上がって制服に着替えた。
歯磨き、朝食を済ませ家を出た。
「あ、由菜(ゆな)ー!!」
名前を呼ばれ振り返ると同い年ぐらいの男の子がこちらに手を振っている。
え…何で…。
「…冬馬?」
近づいてきた男の子の名前を言ってみたが…何か違うような気がした。なんだろう…この感じ。
男の子はフッと笑って「違うよ」と否定した。
「春馬(はるま)だよ。今日から由菜と一緒の学校に行くんだ」
はる…ま?どこかで聞いた気がするような。
春馬という人は思い出せないあたしを見て何かを取り出した。
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