131人が本棚に入れています
本棚に追加
小幡「やっぱりあっちの奴は強いんだな。槙野って寝技ヤバいもんな」
全員、征吾の話にピンとこない様子である。
征吾「バカ、槙野さんは18から格闘技始めたんだ。
バックボーンはバスケ以外なくて、寝技歴は俺の方がかなり上だ」
槙野と征吾は2歳しか離れていない、当時格闘技歴4年の槙野が柔道歴12年の征吾を倒したことになる。
征吾「上から下からボッコボコにね」
征吾はその時のように悔しそうにしている。
誠「お互いに柔道着きたら違ったやろ」
誠は征吾を慰める。
征吾「それが道着を着用して足関なしでやったんだよ。
ってことは柔道の寝技でやられたんだよ。
俺も中学、高校と寝技を必死にやってきたからそれなりに自信があった。
なのに何度やってもソッコーだぞ。
ありえない入り方や発想の仕方、ねちっこさも全然違う。
粘ることすらできねぇ。
そんなこと生まれて初めてだったよ。
俺のやってきたこと完全否定されたよ。
あっ、寝技も天才がいるんだって思ったね」
征吾は笑う。
、
最初のコメントを投稿しよう!