123人が本棚に入れています
本棚に追加
放課後。
その時間まで、俺は昼休みの桜吹雪のことが頭にこびりついて離れなかった。おかげでいつも寝てる授業ですら、フルで起きて受けた始末だ。
その後もどうしたもんかと悩んでいると、気づけば教室にいるのは俺一人で、ずいぶんと時間が経ってしまっていたようだ。
・・・帰ろう。
そう思い席を立つが、やはりあの桜が気になる。
・・・確かめるだけなら。
俺は得体の知れない恐怖感と闘いながら、裏庭の桜を見に行くことにした。
最初のコメントを投稿しよう!