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三咲 「待ってよ~」
・・・ 「早く来いよ~」
三咲 「もう!置いて行くなんてひどいじゃん!」
・・・ 「あはは!三咲が遅いから悪いんだよ!」
三咲 「ふんっ!」
・・・「そうだ、三咲?俺な三咲に言わなきゃいけない事があるんだ!」
三咲 「えっ?何?」
・・・「実は、来週の土曜日に俺・・・」
・・・
ピピッ・・・ピピピッ!ピピピッ・・・カチッ!
三咲「んんっ・・・フワァ~・・・ムニャムニャ・・・ん?ん!?」
三咲 「あぁ!もう、8時30分じゃん!遅刻~遅刻~」
ドタドタ・・・ドタバタ・・・
三咲 「お母さん!起こしてよ~新学期早々遅刻じゃない!行ってきます!!」
バタン・・・
私は、宇都宮 三咲(うつのみやみさき)
御倉坂高校(みくらざか)3年
いきなりの遅刻です!
(バスの中)
三咲 「そういえば、また、あの夢だったなぁ・・・最近、良く見るんだよなぁ・・・いつも同じ場面・・・一体、誰なんだろう・・・。」(学校)
三咲 「うぅ~、新学期早々、呼出しで怒られるし・・・最悪ぅ~」
知子 「三咲らしいじゃない、毎日怒られてる様なもんじゃない!」
三咲 「知子ひどいぃ~毎日怒られてないもん!」
知子 「うふふ!冗談よ!あっ!そうだ、今日から新任の先生が来るって知ってた?」
三咲 「へっ?そうなんだ?どんな先生なの?」
知子「良く知らないけど、アメリカ帰りらしいよ?」
(キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン)
三咲 「教室戻らなきゃ!」
(コツコツコツコツ)
(ガラガラ)
室町 「皆さん初めまして、今日から皆さんの担任になります、室町 卓哉です。
昨日、アメリカから帰国してきたばかりでまだ時差ボケしてますが、がんばります あはは。」
三咲 「なんか、冴えない感じじゃない?」
知子 「確かに・・・眼鏡も黒ぶちで髪の毛モサモサだよ。」
三咲・知子「ありえない!」
室町 「えぇ~!早速ですが、今日からこのクラスに新しい仲間が入ります・・・入って来なさい!」
(カツカツカツカツ)
・・・「今日から宜しく・・・名前は・・・室町 章・・・章って呼んでくれて構わない。」
知子「へっ?室町?偶然?」
室町 「私の息子だ!無愛想だが宜しく頼むな!席は・・・」
章 「あの端っこでいいや。丁度空いてるし。」
知子「三咲?どうしたの?」
三咲「私・・・私・・・
次回へ。
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