序章

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2087年3月27日 大きな揺れで目がさめる。トラックの荷台に沢山の人がいる。荷台はカバーがかけられ外の風景は見れない 出入り口にはM4(アメリカ製アサルトライフル)を持っている兵士一人 エンジン音が止まった。 しばらくして出入り口のチャックが開いた。 一緒に乗っていた兵士が先に降りてチャックを開いたと思われる兵士が「出ろ」と言った。 前の奴から次々と降りそして自分の番になり降りる。 太陽がまぶしく辺り一面は荒野で唯一あるのはフェンスに囲まれた軍事基地ぐらいだ 「早く進め」 兵士に言われ進む ここがどこだか分からないが『楽園』では無いことが分かる。  基地の中に入ると古臭い造りだった。 そして更に扉を開と広い所に出た。自分みたいなのが沢山いた。 並んで居たので自分も並ぶ 「お前、何処出身だ?」 いきなり横から話しかけられた。 「俺はニューヨーク出身だ。お前は?」 顔を向けるとそいつは黒人だった。 「お前何処だよ」 肘で突っつかれた。さすがに答える。 「ドイツ出身だ」 「そんな遠くから来たのか?」 「三年前にワシントンで暮らしてる」 「なるほどな、だから英語ペラペラなわけか まぁ、頑張れよ」 なにを頑張るんだよ 「大隊長が演台に来られる。 静かに頼む」 兵士が演台にマイクを置き演壇から降りる。 演壇脇から一人大隊長らしき者がが演台に向かう 歩き方を見る限り、まさに軍人である。 演台に付いた。 「私の名はネルソン・ダガスである。 君達は選ばれた兵士である。そして我々は次世代最新特殊部隊の仲間入りをしたのだ そして三年間による訓練に
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