序章

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耐え抜き始めて君達は戦場にかり出させる。 飼い犬でもない番犬でもない、勿論軍用犬でもない、君達は今日から野犬だ ようこそ、野犬部隊へ 野良犬の地へ」 野犬部隊ね~。どうやら自分達は新たな部隊に配属されたらしい 「冗談じゃねーよ」 いきなり大声が広いホールに響く。たぶん列の真ん中あたりの奴だろう まだ続く 「勝手に連れ出して挙げ句の果てに兵士になれだと ふざけているのか!」 演壇に立っている大隊長殿は余裕そうに見ていた。 「君の言いたい事は終わりか?」 大隊長は笑みを浮かべた。 あまりにも間が抜けていた答えだったので正直驚きである。 「そ、……それだけだ」 上官が手を上げてそいつに人差し指を向けた。 ダッン!! 『きゃゃゃゃゃー!!』 何が起きた。隣の黒人に聞いてみた。 「さっきの奴がのうてんぶち抜かれて周りの奴等が騒いでる。」 背も高いし、目も良いときた。だが今そんなことを考えてる場合じゃない 「他に、私に質問をするものはいるかね」 ………。 なんも言えない、いや言いたくないだけかもしれない 「よろしい、ではここまでにしょう 君達は自分達の部屋に行ってくれ 終了だ」 みな黙って帰った。黙るしかなかった。  部屋は自由ではなく決められた部屋の中に入る。 4人部屋らしい 自分の部屋には隣にいた黒人とニット帽をかぶった男と椅子に座り外を眺めている女 「俺の名はジェーズだ」 黒人がいきなりしゃべりはじめた。 「いきなりなんだ……」 ニット帽の男がキレ気味に黒人と話す。 「何って自己紹介、自己紹介」 「二度も言うな……」 「お前の名は?」 「ディズだ……これでうるさくす……」 「へい彼女!名はなんて言うんだ?」 名前を聞いたら人話しきかねーのかよ黒、いやジェーズ
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