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「なんで、アンタが…」
少女、遠坂凛は夜の校舎の廊下で血を流し倒れている少年を前にして
自分の無力さに絶望した。
急襲であった事、生まれて初めて本物の「殺し合い」を目の当たりにした事などいくつか理由はある。
しかし、これは自分の過ちのせいで生じてしまった事なのだ。
彼はとても冷たかった。
でも、もてる限りの力を使い彼を救おうと足掻いた。
人の死を、いや…彼の死を受け入れらなかったのだ。
彼女は魔術師として生きていく覚悟をあの日にした筈なのに…。
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