寵愛魔法使い

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「……見せつけてやろーぜ」 不敵な笑みを浮かべた星司さまは、艶めかしくて… 「ッ…歩夢!?」 僕は鼻血を出した。 ……恥ずかしい。 ものっそ恥ずかしい。 ◇◇◇◇◇ 星司様はすごく慌てて、いつも野暮ったい眼鏡と前髪で顔を隠しているオタクですらびっくりしているように見えた。 資料作り手伝うはずだったのに…迷惑しかかけてないよ、僕。 椅子に座って少し休ませてもらいながら、生徒会の皆様あんどオタクを見つめる。 生徒会のメンバーは、 会長は、もちのろん星司様 副会長は、今井月夜様(イマイツキヨ) 会計は、武藤千鶴様(ムトウチヅル) 書記は、麦田八雲様(ムギタヤクモ) みなさんとーっても美形なの!! あ、星司様がいちばんだけどね? そして気が付いてしまった。 オタクが副会長を見つめる視線がとても熱っぽいことに。 .
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