突然『がん』はやってきた

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平成22年3月17日 今日は不安いっぱいの日… 朝早くから病院に向かう。病院に着いて、受付をしたのが9時、診察に呼ばれたのが12時35分💦 さすがに3時間30分待ちはキツカッタ😭😭 愛果「失礼しまーす。」 診察室に入ると先日のMRIやCT所見、組織診の結果、細胞診の結果票が並んでおり、医師がそれをみつめている。 医師「先日の組織診では子宮のがんらしきところの組織を四ヶ所取りました。その中の三ヶ所からがんが見つかっています。」 あぁ…やっぱりな… 医師「画像診断では転移は見られないし、組織診でも浸潤は見られないので上皮内がん、0期との診断です。」 愛果「細胞診ではクラスVでしたよね?」 医師「今回やった細胞診ではクラスⅣではあったよ。ただし、組織診では0期だったけど本当に浸潤がんがないかは調べなくちゃいけない。治療、検査として円錐切除をして、病理検査をしてみて浸潤がんがなければいいし、見つかれば広汎摘出となるよ。」 愛果「HPVはどうでしたか?」 医師「16型に陽性反応が出てる。」 愛果「16ってことは扁平上皮がんですね?これに感染した場合、子宮を残すとまたがん化する可能性はありますか?」 医師「可能性がないとはいえない。円錐切除して、病理検査結果が大丈夫でも子宮を摘出することは可能だし、終わってから考えてもいいんじゃないかな? とりあえず初期だ… ほっとした。 最悪の事態も想定していたから、ホントにほっとした。 医師「手術は早めのほうが気持ち的にもいいと思うから29日に入院して30日に手術にしましょう。」 愛果「はい。よろしくお願いします。」 医師「じゃあ今日は術前検査受けてから帰ってね」 愛果「はーい。ありがとうございました。」 診察室を出る。 すっと胸が軽くなった。 術後に浸潤が見つかるかもしれないし、大丈夫かもしれない。 あとはなるようになれ!
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