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崩れる音。
只、もう止まんない。
「叶わないね、君も」
「…え、うん。いきなり来て何」
「辛いんだろ、止めれば？」
「…無理」
「…俺もだから、わかるけど」
「そうなの？知らなかった」
「そう？」
「だって、純平って気付けば女と居んじゃん」
「は、俺そんな風に見られてたの」
「うん、見てた。あんた意外とモテるし」
「うわ、俺ショック受ける、真白ちゃん」
「真白ちゃん言うな」
「ひどくねぇ？」
「ひどくないです、妥当なの」
「ねぇ、またお菓子作ってんの」
「うん、料理部だし」
「今度俺に作ってよ」
「やだね」
「作ってよ」
「丁重にお断りします」
「むー」
「頬を膨らますな。他の女に作ってもらえ」
「俺は真白が作ったの食べたいのに」
「嫌です」
「叶うはず無い奴にでも作ってんの？」
「だとしたら？」
「……別に」
「さっきから煩いね、君」
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