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きっときっと、いつか罰が当たるであろう。
彼には星の数ものお姫さま。
「王子ー」
「王子違うから」
「いつも色んな姫連れて、まるで王子じゃん」
「まあ、自然と集まって来ちゃうし?」
「開き直った」
「違えーよ、違えー」
「つか、白タイツはいて冠被っときなよ」
「そんな目立つ格好したら、もう人だかりの山」
「物珍しくて集まってくるんだよ」
「絶対着ないけどな」
「あれ、こないだの子は?」
「え、誰」
「えーと‥水曜日に修羅場だった子」
「あーあーあー」
「どうなった?」
「聞こえがいいように言うと振った」
「悪いように言うと?」
「切った」
「うわぁ、魔性だね‥恐っ」
「俺優しいのよ?まあ、限度を越えたっつーか」
「それでも女の子が集まってくるから王子はすごいね」
「まあな」
「誉めてないけどね」
「むかつくな、お前」
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