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「那智、飴食べる？」
「食う」
「はいっ」
「コレ何味？」
「うん？わかんない。まー美味しいよ」
「へぇ、つかやえは何してんの？」
「塚田隼人を待ってます」
「あれ、まだ付き合ってたんだ」
「まだって何よ」
「長ぇーなって感心」
「見習っといて」
「俺、みんなの王子だから‥」
「‥馬鹿」
「ボソッと言うな！」
「ごめん、つい出てしまった」
「俺だって頭いいんだかならな」
「一時期家庭教師と付き合ってたしね」
「‥ま、そういうときもあったな」
「本命ってもの無いの？」
「本命？」
「うん、本命」
「あー‥いるよ？けどどっか消えた」
「消えたって失踪とか‥」
「いや、そんなんじゃないけど、幸せそうだよ」
「へぇ、ちゃんといるんじゃん」
「俺にだっているよ」
「そっか！なら安心」
「そら良かった」
「あ、じゃあ隼人来たしばいばいっ」
「うん、じゃあな」
「お姫様出てくるといいね！」
「出てくるわけねぇじゃん。あいつにはかなわねー！」
End,
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