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【1986年10月4日10時00分】
【船の上】
戦人
「-船が目指すのは伊豆諸島 六軒島
大富豪右代宮家が所有する全周10㌔ほどの小さな島だ。
目的は毎年恒例の親族会議。
そのため俺以下10名は優雅な船旅というわけだ。
優雅な………」
(最初は落ち着いてだんだん焦り)
戦人
「……ちょ速!速すぎじゃね?コレ?…ららららららめぇぇぇ落ちるぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」
(泣き叫ぶ)
戦人
「俺だけはちょっとした事情により本家とも親族ともしばらく疎遠だったのだが」
「…まさか六年ぶりの道中でこんな洗礼を受けるハメになるとは夢にも思わなかったぜ……」
(げっそり)
朱志香
「良かったな!戦人!船長さんが船のスピード落としてくれて!いや…しかし…ぷくくく」
「六年経ってバカでけー図体になりやがったくせに乗り物が苦手なのは直ってねーなんてな」
戦人
「このとても本家のご令嬢とは思えない言葉遣いのやつは朱志香。同い年のいとこだ」
朱志香
「それでも18の男かよ!なっさけねーぜ!」
戦人
「朱志香ぁ!」
朱志香
「どーやら戦人の度胸と可愛いゾウさんはガキのまんまみてーだな!ぷぷー」
戦人
「なっ///朱志香ぁ…自分だけ大人になったつもりかぁ…?」
朱志香
「ん?」
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