幼稚園(年少)

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  無事にバスは幼稚園に着いた。 「着いた!!志摩ちゃん、行こうッ!」 「うんッ」 手を握って走り出す。 「直くん、そんなに速く走れないよぉ…ッ」 「志摩ちゃんなら走れるッ!俺が引っ張ってあげるから!!」 そのまま走って幼稚園の門をくぐると園長先生が立っていた。 「あら…2人は仲良しさんなのねっ♪」 「園長先生、おはよーございます!」 「…おはよー…ございますッ」 元気に挨拶する直とは逆に私は直に隠れるようにしながら園長先生に挨拶した。 人見知りが激しかったからだ。 「直くん、志摩ちゃん、おはようございます」 園長先生は私達の名札を見て名前を呼んでくれた。 私は名前で呼んでくれたことに嬉しくなった。 そこで園長先生に対する人見知りが少しだけなくなった。 「さぁ、2人は黄色いウサギさんのクラスだから、その教室に行ってください」 「「はーい!」」 2人で元気よく返事をして教室へ向かった。  
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