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「まぁ、いいわ! さっきの抱擁は米国的な歓迎ってことで許してあげる。それより立ち話ってのも嫌だからこの部屋に入るわよ!」
と、俺の家なのに何故か由宇葉が図々しく俺が余所余所しい。
確か家の表札は及川だった筈。
でも、俺は由宇葉に逆らえずに部屋に入る。
ちなみにこの部屋はさっきまでクーラーを点けてエロ本を読んでいた部屋だ。
「あっ!!」
「何よ?」
「いや、何でもねぇよ!」
エロ本ベッドに起きっぱなしだ。
由宇葉はまだ気付いていない。
気付かれない内に片付けなくては…………
「アンタさっきからどうしたのよ!?」
由宇葉はあからさまに反応の可笑しい俺を見てイラッとしていた。
そして俺の視線を目で追いベッドの上のある雑誌の所で由宇葉の目は止まる。
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