はじまり

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「よって、お前たち三人には、罰として部活動への強制入部をしてもらう!」  桜舞う季節。  学園の生徒指導室にて。  俺たちが犯した罪に教師が降した罰は、そのような内容だった。 成瀬 「いくら何でもそれは……」  成瀬が講義する。  しかし。 教師 「やった事がやった事だろう。退学勧告にならなかっただけマシと思え」  返答はこの通りだった。 春樹 「はい……」 成瀬 「分りました……」 栂 「仕方ない……か」  そう言われたら、俺たちはそれを認めるしかない。 栂 「…それで」  俺は、一つの質問をする。 栂 「何の部活なんです?」 教師 「部員少数、灰部寸前の……」 教師「"文芸部"だ」
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