1‐1:始まりはいつも突然に

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「なんだってぇっ?!僕の傑作(愛しい娘)が盗まれたあっ?!」 矢川が血の涙を流し、力一杯拳を握って吠えた。 「直ぐに取り返そう!!行くぜッ!!」 「おうっ!!」 何時になく男らしい返事を返した矢川が、ダッシュする俺を追い抜き先頭を走る。 ……男ってのは、みんな欲望の為ならば普段以上の力が出せるものなのだろうか……? ……って、もしかしたら俺も?(汗) なんか……嫌かも……?
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