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熱を持っとんのは、光の体温を奪ったからや。
『謙也さん…
お別れですわ……』
光が、あのセリフを口にする。
『さよなら』
光…………
何でなん?
こんな悪夢、何で毎晩見なあかんの……?
苦しい……。
光が死ぬ。
俺の目の前で、地面に叩きつけられて。
寝たらアカン。
そう気張っても。
…睡魔には、勝てへん。
堪忍な、光……
分からへん。
俺は光が好きなのに。
…………………
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