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レインがレウスとジンオウガと話していた
レウス:わかった
ならば人間の姿で連れていけ
レイン:いやわかってねぇよそれ
オウガ:俺はただ身内に制裁を加えたいだけだ
レイン:いやいや、それは俺らの仕事だから
レウス:ならば運ぶだけでも
傷ついたガルルガより速いぞ
レイン:いや確かにお前らの方が速いけど今回はガルルの方が話が通りやすいからさ
まぁ諦めてくれよ今回は
レウス:わかった
では密かについて行く
レイン:いや駄目だから💦
てか言ってる時点で密かじゃないから💦
オウガ:ならば堂々と…
レイン:だ~か~ら~!!
今回は駄目何だってばぁ!!
一時間後
ようやく二匹が諦めて草原に帰って行った
レイン:はぁ…疲れる…💧
???:大変だな
カナンが来ていた
レイン:カナン…
レインはふと朝のやりとりを思い出した
レイン:///
カナン:どうした?
レイン:何でもない…///
(何を意識してるんだ俺は!!)
カナン:…
風が吹いた
カナンは緑の長い髪を押さえて軽く笑った
レイン://///
カナン:どうしたのだいったい
レイン:いや、あの…
カナン:…
カナンがレインの手を握って来た
レイン://///!?!?!?
カナン:手をつなぐのは初めてか?
レイン:い…いや…だいたいお前、契約の時に手の甲にキスする時に手を軽く握っただろ
カナン:あの時もお前か
私のキスはどうだった
レイン:どうだったって…柔らかくて暖かかった…///
カナン:それが人の温もりだ
この手の温度も
人が触れるから初めてお互いが生きていると確認しあえる
それは雪山の雪何かに負けない暖かさだ
レイン:カナン…
カナン:いつ死ぬかわからないがそれまではお互いの体温を感じあって行かないか
レイン:カナン、俺は…
???:おぃ
ミズキが居た
レインは慌てて手を離した
レイン:な、何だミズキ?
ミズキ:カルラが護石は何を持って行くと行っていた
レイン:あ、じゃ、じゃあカルラのとこに行ってくる
カナン、また後でな
レインが逃げるように走って行った
ミズキ:…好きなのか?
カナン:…わからない
ただあいつの過去を聴いて辛くて、悲しくて、孤独で…そんなあいつをほっとけなくて…
あいつがつらそうだと胸が締め付けられるんだ
これは何なんだ…
カナンが胸を押さえた
ミズキはそのうち気づくと言って宿舎に帰って行った
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