おはなし

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いきのこったすべてのいきものには、もうにげることしかできず、かなしみやくるしみしかのこされていませんでした。 そんななか、いきのこったすべてのいきものたちのまえに、ひとりのせいねんがあらわれました。 せいねんはいきのこったすべてのいきものたちのために、ひとりでかいぶつたちとたたかいました。 そんなせいねんのおかげで、たくさんのかいぶつたちはたおされていきました。 そしてせいねんはすべてのかいぶつたちをたおして、いきものたちをまもりました。 いきのこったいきものたちは、かいぶつたちとのたたかいで、きょうりょくすることのたいせつさを、せいねんのたたかうすがたからあきらめないことのたいせつさをしりました。 そのおかげでせかいはへいわになり、せいねんやいきものたちはしあわせにくらしましたとさ。 ―――以上はルアド地方に伝わる童話より抜粋 .
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