プロローグ

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「見てごらん この星達は遥かかなたにある宇宙の様子を俺達に教えてくれるんだ 何千、何万年もかけてこの星達は地球にきてるんだ 不思議だと思わない 俺達はそんな星達の下で歴史を刻んでるんだ それってすごく幸せな事だと思わない?」 あなたはいつも星を見るのが好きだった いつも星について話してくれる時の得意げなあの顔が好きだった でも私の隣にはもうあなたはいない もうあなたは手の届かない所に言ってしまった 声も聞けなければ触れる事もできない 私の目の前からであなたはいなくなってしまった 人を好きになってもいつかいなくなる 恋なんてつらいだけ だから私はもう恋なんてしない
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