始まり

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4月 今日は入学式 私は真新しい制服に腕を通した 今日から高校生 私は机の上に置いてある写真立てに写っている写真の人物に話しかけた 和音「今日から同じ清華学園に通うんだよ 勉強とか忙しくなるけど 侑李もいるし大丈夫だよね じゃあ行ってきます」 私はリビングに行くと朝食を済ませ 和音「じゃあ、お母さん 私侑李と先に行ってるから 入学式遅れないでね」 母「わかってるわよ いってらっしゃい」 父「和音、頑張れよ」 和音「お父さんもね 今日大事な会議でしょ じゃあ行ってきます」 私はカバンを持って家を出た 外へ出ると太陽の光がまぶしかった 和音「よし頑張るぞ」 豊「朝っぱらから元気だな」 和音「豊」 振り返ると爽やかな笑顔を浮かべて立っていたのはお隣さんで幼なじみの豊 小さい頃は私より背が低かったのに中二くらいから抜かされて今はかなり背が高い 勉強はかなりできる優等生タイプ 顔付きはかなり良いのか、わりと女子にモテる 豊「おはよ」 和音「あれ、豊 なんで清華学園の制服着てるの?」 豊「何言って 俺も今年から清華に通うんだよ」 和音「え‼でも豊って他県の全寮制の進学校に行くって言ってたような」 豊「やめたんだよ もともと気進まなかったし 清華には特待生推薦で受かったから 親が行っても良いって言ったんだよ」 和音「あっそ 頭良い人は違いますね」 侑李「なぁに朝ぱらから喧嘩」 ニヤニヤしながら立っていたのは 親友の侑李 見た目は背が低くくてすごく可愛い でも怒らすと怖い おじいさんが空手の師範なので 小さい頃から侑李も習っていたため今では黒帯と強い しかも大会にも時々出場している
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