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閃光、轟音、爆風が俺に直撃した。
80kgを越えている俺の体は、紙切れのように宙を舞い、地面に叩きつけられた。
襲いくる熱風は肌を灼き、酸素を求めていた肺にまで進入してくる。
鼻が、喉が、胸が灼けるように熱い! いや! 実際に灼かれているんだ!
普通ならのたうち回るほどの激痛だが、体が思うように動いてくれない。それでも、意識を失わなかったのは暁光と言える。
柔らかい腐葉土と落ち葉がクッションの役目を果たしたんだろう。おかげで致命傷は負わなかったみたいだ。
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