第1章

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どうしようかな…。 何もないっていうのもなぁ…。 でもねぇ…。 頭の中はそんな事がぐるぐるしている。 遠くの樹の背中を見つめて、またため息。 授業中なのに、なにやってんだ、僕。 僕、水嶋巴が悩んでいるのには理由があった。
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