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「思ったより簡単に引っ掛かったわね。キョウジ。」
「あの、馬鹿な最低クラスが引っ掛からない訳ないだろう?優香」
机に足を組んだ状態で座っているおかっぱの男が言った。
「まぁ、坂本を捕らえられなかったのは誤算だが問題ない。こっちにはこれがあるからな。」
「あら何かしら?ソレ。ラブレターかしら?今時そんなの書く人がいたのね。もしかしてキョウジ二股かけてるの?」
この女の方もキミ悪く男と喋っている。
「そんな訳ないだろう?僕が好きなのは優香しかいないよ。」
「ならいいわ。で、誰の誰へのラブレターなの?」
「姫路瑞希だ。宛先は残念ながら書いてないな。」
「あの姫路瑞希の?」
「そうだ。奴の鞄を漁ったらでてきてな。昨日こいつを姫路の前に出したら分かりやすくうろたえてたよ。」
「女の子のカバンを漁るなんて最低ね。キョウジ。」
「はは、ただこれで姫路瑞希も今回の戦争に参加できない。後は君らCクラスがFクラスに攻め入ればいい。」
「分かったわ。キョウジ。」
「ともかく俺は戻るよ。そろそろ時間だ。」
そして男は教室からでていった。
そしてCクラス代表、もとい小山優香が号令をかける。
「さーてBクラスとの約束を守ってFクラスへ攻め込むわよ。えーとFクラスっと。」
代表は試召戦争の届出を書くと近くの女子に渡した。
その瞬間
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