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「・・・しん・・じ?
ぁたし・・・
まだ生きててもいいの?
ぁたしは
死んでもいい人間なのに」
ぁたしは、慎二にしがみついてただただ泣いていた。
「・・・姫?
姫が死んでもいい存在なら僕は、どうすればいいのさ
姫に助けられた僕は」
零が、いつのまにか部屋の中にいてぁたしのために泣いていた。
「・・・・ぜ・・ろ
ぁたし
死にたい
零を泣かして、皆を困らせて
ぁたしもう生きていたくないよ」
ぁたしは、慎二から離れ零を見て泣いていた。
「姫が死んだら僕だって死ぬよ?」
零は、涙を拭いてはっきりと言った。
「なんで・・・零まで死ななきゃいけないの?」
弱々しく言ったぁたしに、慎二は優しく頭を撫でてくれてた。
「僕は、姫がいなきゃ死んでたんだよ?
あの日、姫が僕を救ってくれなかったら僕は今この世にいないんだ
だから僕は、姫のために生きようとあの日決めたんだよ?
だから、姫が死んだら僕も死ぬんだ」
零は優しくでも強く言った。
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