*げんじつ*

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「零!!!」 ぁたしは、怒鳴ってしまった。 でも、零を静かにさせるにはこれしかないって思ったから 「いい加減にしなさい! ・・・ムリしないでよ ぁたしは、大丈夫だから無理に沈黙破らなくってもいいんだよ」 ぁたしは、そう言って頭を撫でた。 零は、伏せてた頭をあげた。 その顔は、今にでも泣きそうな顔だった。 「・・・・・・姫、僕姫が大好きだよ だからお願いだからそんな顔しないでよ」 零は、ぁたしに抱き着いて言った。 そんな顔ってどんな顔してるの? ぁたしそんなに、零を悲しませる顔してるの? 「・・・零、ぁたし今どんな顔してるの?」 ぁたしは、零を剥がして零の顔をちゃんと見た。 「・・・・・今にでも死にそうな顔 感情が、心が姫の顔から見えないんだ。 僕、そんな姫見たくないよ お願いだからもう あの頃の姫を見たくないんだ」 零は、声が微かに震えてた気がした。
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