*げんじつ*

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「あの人って 志紀って人でしょ?」 零が一瞬恭平を見て、またぁたしに目線を見せた。 ぁたしは、頷いた。 「でも、その人って 姫が仕組んで殺したんじゃん」 零は不思議そうに首を傾げた。 けど、ぁたしは零の仕草なんか気にしてられなかった。 ぁたしが仕組んで、殺した? ぁたしそんなこと してない 「ぜ・・・ろ なに言ってるの? ぁたしそんなことしてない」 ぁたしの声は震えてた。 「えっ!? だって姫 自分で言ってたじゃん! 夏美さんをはめるために 志紀って人、はめたんでしょ?♪」 零は、普段なら楽しそうに言うのに、今回は 真面目な顔だ。
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