254人が本棚に入れています
本棚に追加
「ぁたし・・・知らない
ぁたしやってない
ぁたしじゃ・・・ない」
ぁたしは、すっごく震えてた。
その間ずっと慎二が手を握っててくれた。
「姫?
もしかして忘れたの?
あの日のこと」
零は、静かに言った。
「あの日のことって・・・なに?
零、ぁたしほんとに志紀をはめたの?」
ぁたしが、震えてることを気にしてか、あの日のことは言わないで頷いた。
「姫は、あの頃心がない感じだったんだ
ボスの言うことばかり聞いてたって感じだった。
僕のこともただの道具とかにしか考えてない感じだった」
零は、苦しそうな顔を見せた。
最初のコメントを投稿しよう!