*げんじつ*

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「ぁたし・・・知らない ぁたしやってない ぁたしじゃ・・・ない」 ぁたしは、すっごく震えてた。 その間ずっと慎二が手を握っててくれた。 「姫? もしかして忘れたの? あの日のこと」 零は、静かに言った。 「あの日のことって・・・なに? 零、ぁたしほんとに志紀をはめたの?」 ぁたしが、震えてることを気にしてか、あの日のことは言わないで頷いた。 「姫は、あの頃心がない感じだったんだ ボスの言うことばかり聞いてたって感じだった。 僕のこともただの道具とかにしか考えてない感じだった」 零は、苦しそうな顔を見せた。
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