*げんじつ*

13/19
前へ
/117ページ
次へ
これには、零と慎二も驚いていた。 「あの頃はまだ、ある殺し屋組織にスパイに入ってた。 人形のように扱うボスを殺すように”本当のボス”に言われて・・・ でもぁたしは、解放なんかされるはずがなかった。 ホントのボスは、ぁたしを 捨てたから」 ぁたしは、静かに悲しそうに言った。 「このことは、零も慎二も知らないでしょ?」 ぁたしは、2人を見た。 2人は、ただ頷いただけだった。 「今のボスには、拾われの・・・ だからぁたしは、あの家のホントの子供でもないし、ホントの兄弟でもない・・・ ぁたしにはね・・・居場所なんかなかったの ・・・でも、そんなある日龍に会った。」 ぁたしは、龍に会った日を思い出した。
/117ページ

最初のコメントを投稿しよう!

254人が本棚に入れています
本棚に追加