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あたり一面静寂が包む夜の並盛中学校校舎…。正門は閉ざされているため獄寺は職員通用口より校舎に入る。
鍵は普段警備員が所持しているため施錠されているはずなのだが、どういうわけか力を入れることなく開く扉。
自分の靴音のみがやけに耳につく…。
獄寺の意識が研ぎ澄まされていく。
(呼び出し場所がうちらの学校ってことは首謀者は並中のやつ…しかもある程度情報を操作できる奴か…っ?)
と、ふと見上げると1教室だけぼんやりと明かりがついている。
「あそこは…視聴覚室?行ってみるか…」
獄寺は思い切って視聴覚室へと足を向けた
…
…ガラッ…
そこにいたのは…
「…遅いですよ」
「まったくだよ、草食動物の分際で…咬み殺されたい?」
「…おい。こっちはわざわざ外からきたんだぜ。グダグダいってねぇで早くしやがれ」
「ほんとに~俺だって部下ほっぽってきたってのに、一番近くにいる奴が最後って変じゃね?ってかおまえのツナに対する思いってそんなもん?」
口々に勝手なことを喋りだしたのは、
「なっ…⁉パイナップル野郎に風紀委員長⁉おまけにザンザスに跳ね馬、リボーンさんだと⁉」
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