action1

3/5
前へ
/20ページ
次へ
あたり一面静寂が包む夜の並盛中学校校舎…。正門は閉ざされているため獄寺は職員通用口より校舎に入る。 鍵は普段警備員が所持しているため施錠されているはずなのだが、どういうわけか力を入れることなく開く扉。 自分の靴音のみがやけに耳につく…。 獄寺の意識が研ぎ澄まされていく。 (呼び出し場所がうちらの学校ってことは首謀者は並中のやつ…しかもある程度情報を操作できる奴か…っ?) と、ふと見上げると1教室だけぼんやりと明かりがついている。 「あそこは…視聴覚室?行ってみるか…」 獄寺は思い切って視聴覚室へと足を向けた … …ガラッ… そこにいたのは… 「…遅いですよ」 「まったくだよ、草食動物の分際で…咬み殺されたい?」 「…おい。こっちはわざわざ外からきたんだぜ。グダグダいってねぇで早くしやがれ」 「ほんとに~俺だって部下ほっぽってきたってのに、一番近くにいる奴が最後って変じゃね?ってかおまえのツナに対する思いってそんなもん?」 口々に勝手なことを喋りだしたのは、 「なっ…⁉パイナップル野郎に風紀委員長⁉おまけにザンザスに跳ね馬、リボーンさんだと⁉」
/20ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加