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「行き止まりだな」
「いや………」
青年は元来た道を引き返そうとしたとき、女は何やら熱心にその壁や床を天井を丁寧に調べ始める。
「………!在ったぞ」
調べること数分で女は隠された何かを発見した。
「罠か?それとも隠しスイッチか?」
黄金の髪の青年はそのスイッチらしきものを疑り深く見てそう呟く。
「わからん。とりあえず押してみろ」
「え?なんで俺が」
金髪の青年は後ずさりする。
「お前なら罠でも何とかなるだろ」
女の表情はフードによって隠れているためわからないが金髪の青年にはどんな顔をしているのかがはっきりとわかった。
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