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「なんかヤバそうな音が……」
『間違えたな』そんな顔で青年は女を見る。
女はその視線とその中に込められている意味を理解し恥ずかしそうに青年から顔を背け言言った。
「わ、私だってま、間違えることもあ、あるのだ」
その瞬間『ガン』という音がし青年たちの足元の床が抜けた。
「「!?」」
二人は一瞬何が起きたのか分からず何の対処もできずそのまま重力に身を任せ落ちていく。
「こんな原始的な罠で死んでたまるか!!!」
青年は女の腕を掴みそのまま力任せに女の体を抱き寄せる。
「風よ!」
女をしっかりと抱き寄せたことを確認し青年は風属性の魔法を発動させる。
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