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そんなことを繰り返してたある日。
『ケジラミになったかも…超アソコかゆい』
アヤが言った。
『マジで?』
『メイは大丈夫?』
『あたしは平気だけど…しばらく止めた方がいいんじゃん?』
『メイやんの?』
『アヤがやんないならあたしもやんない』
神様のバチが当たったかもね、そうアヤは言って毛を全剃りした。
あたしたちはお金に対してマヒしていた。完全に。
なくなったら稼げばいい。体で。だからお互いカレシを作らなかった。H=金だったから、カレシがいて、もしHしたら損だとあたしもアヤも考えていた。そこに気持ちは求めない。
好きだとか愛してるなんて、いくらだって言えた。誰にでも。
だってお金が貰えるんだから。
あたしたちはお金になるならその当時で、色々した。
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