†異世界†

2/4
前へ
/64ページ
次へ
グサッ 斬られたのは、兵士だった。 兵士「なっ…!」 ポタ ポタ 零「俺を殺すだ…」 兵士の刀の先が髪紐にあたり、零の髪が風に流れた。 爪に付いた血を舐める零。血を舐める姿は、血を求める死神のようだった… 兵士「ひっ…!」 零「殺してみろよ…」 ジャリ 零が一歩近付くと、兵士達は後退る。 零「俺を殺すんだろ?来いよ。久しぶりに血を味わいたくてなぁ…」 兵士「ひっ…こっ、殺さないでくれ……」 兵士「に、逃げろ!!」 逃げていく兵士達を見て零は 零「所詮は、雑魚か…」 兵士達が逃げてしまい、また暇になった零。 (あの木の上で寝るか…) 零は、近くにあった木で寝るため、木に登った。 タン 木に登り、目を閉じた。 忍の気配が近付いてきた。目を閉じたまま、零は… 零「何の用だ。忍…」 ??「Σ」 忍は驚いた様だが、すぐに表情を消した。 ??「よく俺様ってわかったねぇ。目閉じてんのにさぁ。」 零「気配でわかっただけだ…」 ??「俺様、気配消してたんだけどなぁ。」 零「それで消していたのか?フッ」 ??「今、鼻で笑った!?」 零「うるせぇ…で、何の用だ?」image=329198883.jpg
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

142人が本棚に入れています
本棚に追加