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??「あんた、何者?忍じゃないみたいだけど。」
零「テメェに教える義理はねぇ…相手を知りたきゃ、自分から名乗るもんだろ?」
答える気がない様子の零。
??「そうだねぇ。俺様は、猿飛佐助。見てのとうり忍ね。」
零「……十六夜零…」
零は名を名乗って、寝ようとした。
が、
佐助「ちょっ、寝ないでくんない。まだ、終わってないって!」
零「名乗っただろうが…」
佐助「名乗っただけで、何者か聞いてないんだけど?」
零「知るか…見てのとうりだろうが…」
佐助「見てのとうりって、言われてもねぇ…」
「う~ん」と、考えている佐助。
それを余所に、寝だし零。
零「スースー……」
規則正し寝息が聞こえてきた。
佐助「ちょっ、寝ないで起きてくれる?……ハァ」
完全に寝てしまった零。
「どうしよう?」と、悩む佐助。
数分して、零が起きた。
零「ハァ~……まだいたのか?忍…」
佐助「いたよ。俺様、忍って名前じゃないから、佐助だから…」
呆れている、佐助。
佐助「なんか、竜の旦那みたいだねぇ…あんた」
「竜の旦那」と、聞いて零は反応した。
零「竜の旦那って、伊達政宗のことだろ?」
佐助「Σ知ってんの?」
零「だったらなんだ?」
佐助「いや、なんでも。そろそろ、何者か教えてくんない?」
上手く、話をそらした佐助。
零「ハァ…お前は、それを知ってどうする?」
佐助「どうするって、敵なら殺すし…」
零「殺したきゃ殺せ…」
佐助「それは、敵ってこと?」
零「俺は、どの軍にも入っていない…俺は…異世界から来た。」
佐助「Σ異世界?」
零「信じる信じないは、テメェ次第だ…」
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